歌っていいな。

歌っていいな。

1. 1+1=1。
2. 歌に憧れてる。
3. 練習って、なかなかいいもんやな。
4. 刺激を受けるから創れる。
5. 痛みを味わいながら「素の自分」で勝負したい。

くばくさんのキーワード – palavras-chave de Kubaku-san –

オリジナル 音楽好き ギター 出町サンバ 弾き歌い ボサノバ めちゃくちゃかっこいい


インタビュー 2026.3.21
公開日 2026.9.27

1+1=1。

──くばくさんの音楽活動はブラジル音楽にとどまらないと思いますが、まずは全体像をおうかがいできますか。

くばく 一応シンガーソングライターということで、ライブ活動してます。誘ってもらったりご縁があったらライブさせてもらうという感じですが、月一ぐらいでライブをさせてもらったりしています。京都やったら gorey cafe やビバラ、Room335、さうりる、大阪だとクラベリトなどで演奏させてもらいました。

──これはソロライブですか?

くばく そうですね、ソロライブ。共演したりコラボしたりすることも時々。最近やと、アコーディオンのエトさんやギターのボノさんとかと何回か一緒にライブさせてもらってますね。あとは、年1回くらいで東京の友達と「アッコウ堂」っていうバンドで演奏もしてます。

──ソロ活動とバンド活動、両方されているんですね。

くばく もともとバンドが好きでして、高校生ぐらいからバンドでロックを始めて、Led Zeppelin とか Red Hot Chili Peppers とかが大好きで、コピーしたりしていました。

それはそれでめっちゃ楽しかったんですが、あるとき疑問に思ったことがあって。本家をちゃんとコピーしようとするけど、どうしてもカッコ悪くなるな…って。それなりに上手いメンバーなのに、なんでやろう…って。で、そのときになんとなく思ったのが「ああ…なまってないんかな」だったんです。

──なまってない。

くばく ツェッペリンとかレッチリとか聴いてると、なんかね、なまってるんすよね。音が、同じ方向に。ぼくらはコピー譜を買って書かれたとおりに四角く演奏したり歌ったりするけど、本家の音は五線譜のスクエアに収まっていないっていうか、もっとこう、ちょっと歪んだリズムやビートで全員が同じ方向になまって演奏してる。そういうところがぼくらはコピーできてないんかなって。

くばく それからしばらくして大学を出たあと、アッコウ堂のメンバーに出会ったんです。それがすごい楽しくて。「一緒のなまり」というものまでができているかはわかんないですけど、みんな呼吸をめちゃ合わせる人たちやったんです。「息が合えば、コードひとつ『ジャーン』と鳴らすだけでこんなに気持ちいいんや」という発見は、けっこうインパクトありましたよね。

よく、「1+1が3にも4にもなる」みたいな例えがあるじゃないですか。そうではなくて、ぼくは、バンドは「1+1=1」になるような、もうどっから始まったのか、だれが始めたのかわからんような、1個の塊になるような雰囲気が楽しいなと思ったんですよね、アッコウ堂をやってみて。

──かつてのバンド活動で感じた「なまってない」という違和感を経て、数年後アッコウ堂で演奏したときに感覚的に答え合わせできた、みたいな感じなのかなと思いました。

くばく アッコウ堂は2000年に活動を始めたあと、しばらくして10年くらい休止したのちに再開して今に至るんです。今の今までみんなお互いしぶとく音楽を続けてて、それなりに少しは上手にもなっていたり、少しは大人にもなっていたりしていて、楽しいですよね。

くばく 他方で、ぼく自身のやりたい音楽というのも、この間に新しく見つかったりしていて。ボサノバやMPBを中心にブラジル音楽が好きになっていたから、それはひとりでやっていこうって。ぼくは弾き歌いしている人がすごい好きで、尊敬もしてるんです。弾き歌いって、掘ったらもっとおもしろみのある分野かなと思ってて。だから自分は弾き歌いをやっていきたいんすよね。バンドは聴くのもやるのも好きだけど、ブラジル音楽を軸にひとりでいい感じに演奏できるようになるといいなと思いながらやってます。

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