用語集– palavras –

目次

用語集につい– coisas do Brasil –

ここでは、インタビュー内で出てくる頻度が多そうな言葉や、ブラジル音楽・文化にまつわる運営者が紹介したい言葉を集めて掲載しています。

できるだけ調べて記載していますが、運営者のその時点での理解で書いているので至らないところがあると思いますし、情報のバランスもよくないかもしれません。大目に見てください。随時、追加・修正します。

ご関心を持たれたものについては、ご自身でお調べいただいたり、詳しそうな人に訊いていただいたりすることをオススメします。

また、もし大きく理解が誤っているものや更新情報がある場合には、ぜひ教えていただけたらありがたいです!


音楽 – Músicas –

Afro-Brasileiro(アフロブラジル)

アフリカから連れてこられた奴隷たちの文化と、ヨーロッパ文化、先住民文化が融合してブラジルで生まれた、独自のアイデンティティや様式。音楽面では、打楽器を中心とした複雑なシンコペーションや、カンドンブレなどの宗教儀式に由来するコール&レスポンスが特徴。サンバの源流であるサンバ・ジ・ホーダや、バイーア州のアシェサンバ・ヘギなど、ブラジル音楽のダイナミズムの根幹を成している。

Axé(アシェ)

1980年代にバイーア州サルヴァドールで誕生。伝統的なアフロブラジルのリズムに、ロックやポップスの要素を融合させたダンスミュージック。「Axé」とはヨルバ語で「生命力・エネルギー・祝福」を表す言葉。バイーアのカーニバルの熱狂から普及した。Luiz Caldas などが先駆者となり、Daniela Mercury 等の活躍で90年代に国民的人気を博した。

バイーアのカーニバル。演奏者と巨大なスピーカーを積んだ「トリオ・エレトリコ」と呼ばれるトラックが街中を練り歩き、群衆がその後ろをついて踊る。

Bossa nova(ボサノヴァ)

1950年代のリオデジャネイロで、サンバを基盤にクラシックやジャズの影響を受けて生まれた音楽。ギターと歌を中心に、静かで柔らかいサウンドを作るのが特徴。60年代に世界的に広まり、日本でもいまなお愛好家が多く、演奏されている。代表的なアーティストは、Antonio Carlos Jobim, João Gilberto, Vinicius de Moraes。

Choro(ショーロ)

19世紀末のリオデジャネイロで、ヨーロッパの舞曲(ポルカなど)をルーツにブラジルで生まれた器楽音楽。ギター、カヴァキーニョバンドリンパンデイロと、フルートなどの管楽器を基本とした小編成で演奏され、軽快なメロディーと即興的なアンサンブルが特徴。

Coco(コーコ)

ブラジル北部・北東部で生まれたアフロブラジル系の音楽と踊り。コール&レスポンスや、「エンボラーダ(Embolada)」と呼ばれる早口でスラングを交えた機関銃のような歌い方、地面を踏み鳴らすダンスが特徴。

Forró(フォホー)

ノルデスチ(ブラジル北東部)の農村の祭りから発展したダンス音楽。サンフォーナ(アコーディオン)、トライアングル、ザブンバが基本編成。フォホーという言葉は、アハスタ・ペ、バイアォン、シャシャード、ショッチなど複数のリズムを含む総称した音楽ジャンルとして使われることもあれば、それらと区別された個別のリズムとして使われることもある模様。

Arrasta pé(アハスタ・ペ)

足を“引きずるように”ステップを刻むことから名づけられた軽快なリズムとダンス。フォホーの主要なリズムの中では最も速いテンポと勢いあるリズムが特徴。六月祭(Festa Junina)では欠かせない。

Baião(バイアォン)

ザブンバが刻む特徴的なリズムパターンと、そのリズムを支えるサンフォーナ(アコーディオン)の伴奏が核となる音楽。バイアォンを確立し、「王(Rei do Baião)」とも呼ばれる Luiz Gonzaga が全国に普及させた。

xaxado(シャシャード)

カンガソ(盗賊団)に由来する、隊列で踏み鳴らすように踊るダンス。片足で地面を擦るような力強いステップが特徴で、乾いたリズムに無骨な躍動感がある。武器(ライフル)を持ったまま踊る様子が印象的。

xote(ショッチ)

ヨーロッパ舞曲(スコティッシュ)がブラジル化したリズムで、ゆったりとしたやさしい揺れが魅力。フォホーの中でも特に親しみやすく、寄り添うように踊るパートナーダンスとして人気がある。

Funk(ファンキ)

1980年代、リオデジャネイロのファベーラで米国のヒップホップやマイアミ・ベース(Miami Bass)の影響を受けたダンスミュージックが独自に発展した音楽文化。バイリ・ファンキ(baile funk)というダンスパーティーを通じて広まり、90年代にタンボルザォン(tamborzão)と呼ばれる特徴的なビートが定着した。貧困や暴力といった社会的現実から、性、享楽までを率直に表現。ファンク・カリオカ(Funk Carioca)の流れを起点とし、現在ではサンパウロ発のファンク・オステンタサォン(Funk Ostentação)など多様な展開を含む、ブラジル最大級の若者文化として世界的な影響力を持つ。

Frevo(フレーヴォ)

ペルナンブーコ州・ヘシーフェで生まれた、スピード感ある金管主体の音楽。強烈なシンコペーションと跳ねるようなリズムが特徴で、派手でアクロバティックなダンス「パッソ(passo)」や、小さいカラフルな傘「ソンブリーニャ(sombrinha)」とともに街を熱狂させる。ブラジル北東部を代表する祝祭文化で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。

Ijexá(イジェシャ)

ナイジェリアのイジェーシャ地方にルーツを持つ。カンドンブレの儀式で女神オシュンに捧げられる聖なる拍動が、1940年代頃から世俗的な音楽へと波及した。バイーアのアフォシェ( Afoxé:街頭のカンドンブレ)を通じて広まり、独特のゆったりとしたシンコペーションが特徴。Gilberto Gil らのMPB に影響し、のちのアシェの骨格を成す。

Maracatu(マラカトゥ)

ペルナンブーコ州(主にヘシーフェ周辺)で受け継がれてきたアフロブラジル系の伝統音楽・パフォーマンスで、太鼓隊、歌、行進、儀礼的な衣装などが組み合わさる。王と女王の行列を模した文化的背景を持ち、強い打楽器のビートとコール&レスポンスの歌が特徴。「マラカトゥ・ナサォン(Maracatu de Nação)」「マラカトゥ・フラウ(Maracatu Rural)」など種類があり、セアラー州(Ceará)で発展したものは「マラカトゥ・セアレンセ(Maracatu cearense)」と呼ばれる。

Maracatu de Baque Virado(マラカトゥ・ヂ・バッキ・ヴィラード)

別名「マラカトゥ・ナサォン(Maracatu de Nação)」(ナサォン=国民のマラカトゥ)。都市部のレシーフェを中心に発展したスタイルで、alfaia(アルファイア)と呼ばれる大太鼓の複雑なパターンを主体とし、コール&レスポンスの歌と組み合わさる。

Maracatu de Baque Solto(マラカトゥ・デ・バッキ・ソウト)

別名「マラカトゥ・フラウ(Maracatu Rural)」(フラウ=農村のマラカトゥ)。内陸部や農村地域で受け継がれたスタイルで、太鼓に加えて金属打楽器や口笛などが入り、より軽快で跳ねるようなリズムを持つ。

MPB(エム・ペー・ベー)

Música Popular Brasileira(ムジカ・ポプラール・ブラジレイラ)の略。1960年代半ば、ボサノヴァ以降に登場した現代的なブラジルのポピュラー音楽を幅広く指す言葉。伝統的なサンバやノルデスチ(北東部)のリズムを基盤に、ロックやジャズ、ソウルなどの要素を取り込みながら展開。Caetano Veloso や Gilberto Gil らを中心に、単なる流行歌を超えた芸術的・政治的な表現へと進化した。

Pagode(パゴーヂ)

仲間が集まって食事や会話を楽しみながらサンバを演奏・合奏する、カジュアルな集まりのこと。また、音楽ジャンルとして、1980年代以降に発展したサンバの派生ジャンル指す言葉でもある。

Partido Alto(パルチード・アウト)

準備中

Roda(ホーダ)

ポルトガル語で「輪」の意味。ブラジル音楽の文脈では、ミュージシャンたちが輪になって(テーブルを囲むことが多い)、その周囲を観客が取り囲んで楽しむ演奏形態を指す。サンバ(Roda de Samba)やショーロ(Roda de Choro)において伝統的かつ日常的なスタイルであり、プロとアマチュアの境界が曖昧な、親密で民主的なコミュニティの場としての役割を果たす。

Samba(サンバ)

20世紀初頭のリオデジャネイロで、アフリカ系のリズム文化と都市部の大衆音楽(ショーロなど)が結びついて成立したジャンル。歌とパーカッションが中心で、カヴァキーニョやギターのバチーダ(伴奏のリズムパターン)が土台を作る。ブラジルを代表する音楽として、多様なスタイルやジャンルを生み出している。

Samba Canção(サンバ・カンサォン)

1930年代にリオデジャネイロで確立された、スローテンポで叙情的なサンバ。初期サンバの熱狂から離れ、ラテン・ボレロの影響を受けた都会的で甘美な旋律を特徴とする。失恋、郷愁、孤独といった歌詞が多い。50年代に黄金期を迎え、のちのボサノヴァ誕生に直接的な影響を与えた。

Samba de roda(サンバ・ヂ・ホーダ)

19世紀にバイーア州で黒人奴隷たちの共同体から生まれ、のちのサンバの原点となる音楽文化。円陣(ホーダ)を組み、パウマ(手拍子)パンデイロに合わせて即興の歌と踊りを繰り広げる。次の踊り手を指名するウンビガーダ(おへそをぶつけ合う動作)が特徴で、カンドンブレやカポエイラと密接に結びついた宗教的・社会的儀礼としての側面を持つ。2005年にはユネスコ無形文化遺産に登録され、リオデジャネイロのサンバの母体としても知られる。「ホーダ・ヂ・サンバ」と名前は似ているけれども別の意味(「roda(ホーダ)」参照)。

Samba Enredo(サンバ・エンヘード)

カーニバル(謝肉祭)の祭典に不可欠なサンバ。エスコーラ・ヂ・サンバ(Escola de Samba:地域のサンバチーム)が、その年のパレードで提示する壮大なテーマ(エンヘード)をパフォーマンスしていくために作られる音楽。大規模なバテリア(Bateria:打楽器隊)のリズムに乗せ、歴史、神話、社会問題といった特定の物語を歌い上げるのが特徴。

Samba Raiz(サンバ・ハイス)

「根っこ(Raiz)のサンバ」を意味し、商業化が進んだサンバにたいして、1930〜50年代に形成された伝統的な価値観やあり方を大切にする姿勢・精神性を指す。1970年代以降、外来音楽の流行、巨大化・観光化したエスコーラのサンバ、パゴージの過度なポップス化へのカウンターとして意識されるようになった。Cartola や Nelson Cavaquinho らに代表される、エスコーラ・ヂ・サンバのなかで育まれてきた伝統や歴史、最小限のアコースティックな楽器構成を尊重し、庶民の日常や哀愁、人生の重みを歌うことを大事にする。1980年代には Fundo de Quintal や Beth Carvalho などにより、「より身近で土着的なもの」への回帰として、昔ながらのサンバの空気感に新しい楽器(タンタンやバンジョー)を取り入れ、ヒットさせた。特定の編成や年代を厳密に定義するジャンル名というより、サンバの「根っこ=人・場・記憶」への志向を表す言葉として用いられることが多い。

Samba-Reggae(サンバ・ヘギ)

1970年代後半、アフロブラジル文化をもつバイーア州サルバドールで形成されたリズム。イレ・アイエ(Ilê Aiyê)に代表されるブロコ・アフロ(Bloco Afro:アフリカと黒人アイデンティティの誇りをカーニバルという公共空間で表現する音楽・表現集団とその運動)の活動を通じて、サンバにジャマイカのレゲエを融合させるかたちで発展。とくにオロドゥン(Olodum)によってその様式が確立された。従来のサンバよりもテンポを落とし、低音のスルドを強調した重厚なアンサンブルが特徴。黒人のアイデンティティや抵抗の象徴としての側面を持ち、のちにアシェの爆発的流行を支える音楽的土台となった。

Samba Rock(サンバ・ホッキ)

1960年代後半、サンパウロの黒人コミュニティで開催されたダンスパーティー「バイリス・ブラック(bailes black)」から発展したダンス中心の音楽文化。サンバのリズムにロック、ソウル、ファンクのグルーヴを融合させ、独自のペアダンスと共に普及した。Jorge Ben Jor が確立したバチーダ(伴奏のリズム)が音楽的象徴とされ、Trio Mocotó などのアンサンブルによってそのグルーヴが具体化・定着した。黒人文化に根差しながらも、人種を越えた若者文化として、現代でもサンパウロのクラブシーンを中心に根強い人気を誇る。

Sertanejo(セルタネージョ)

サンパウロ州やミナスジェライス州など、ブラジル内陸部の農村文化を背景に発展したポピュラー音楽。デュオでの歌声・ハーモニーが特徴。恋愛や故郷の生活、日常の「サウダーヂ」を歌うことが多い。現在は、ポップスやダンスミュージックの要素を取り入れた、セルタネージョ・ウニヴェルシターリオ(Sertanejo Universitário)が生まれ、ブラジルでとても人気のあるジャンルとなっている。

芸術・芸能・パフォーマンス Performances e Artes

Bumba meu boi(ブンバ・メウ・ボイ)

ブラジル北・北東部を中心に18世紀ごろ成立した祝祭芸能で、音楽・舞踊・演劇が一体となった民俗パフォーマンス。牛の死と復活の物語をテーマとし、太鼓と合唱、鮮やかな衣装によって表現される。上演形態などは地域ごとに様式が異なる。とくにマラニャン州サン・ルイスのお祭りが有名。

Cavalo Marinho(カヴァロ・マリーニョ)

おもにペルナンブーコ州の農村で根づいた、民俗劇と音楽の総合芸能。楽器を鳴らしながら、舞踊・仮面劇・即興が絡み合う。ブンバ・メウ・ボイ同様、劇のテーマは牛の死と復活の物語に基づいており、クリスマスの時期に行われることが多い。登場人物による滑稽な即興劇と躍動的なダンスが魅力。また、公演の休憩時や公演後に参加者やコミュニティの人が輪になって踊り歌うことがある。アフリカ由来の音楽とダンスの要素があるという点で、コーコマラカトゥなどと近縁。

Mamulengo(マムレンゴ)

ペルナンブーコ州を中心にブラジル北東部(ノルデスチ)で発展した、伝統的な手遣い人形劇(パペット・シアター)。音楽・語り・即興が融合する民衆芸能で、ヨーロッパの人形劇文化を基盤に、アフロブラジルや先住民の文化と混交しながら独自に形成された。「メストリ(Mestre)」と呼ばれる人形遣い兼物語の進行役を中心に、ユーモアや風刺を交えながら、地域の暮らしを描く。上演中には生演奏が随所に加わる。ブラジルの無形文化遺産に登録されている。

Capoeira(カポエイラ)

アフロブラジル文化に由来する、武術と舞踊が融合した伝統文化。アフリカからの奴隷たちが抑圧的な環境のなかで、戦い・遊び・音楽が分かれていない身体表現として発展した。ホーダ(輪)をつくり、ビリンバウパンデイロのリズムに合わせて、蹴りや回転技、駆けひきを即興で繰り出す。音楽・身体技法・宗教的要素が一体となり、相手を打ち負かす対戦というよりも、身体と言葉を交わすような「対話」として行われる。ユネスコ無形文化遺産に登録されている。歴史的な流れや価値観・スタイルの違いによって、「カポエイラ・アンゴラ(Capoeira Angola)」「カポエイラ・ヘジョナウ(Capoeira Regional)」「カポエイラ・コンテンポラーニア(Capoeira Contemporânea)」に分かれ、どのメストリ(mestre:師匠)の系譜かによって雰囲気や感じ、精神性が大きく異なる。

Capoeira Angola(カポエイラ・アンゴーラ)

Samba de Gafiera(サンバ・ヂ・ガフィエラ)

20世紀半ばにリオデジャネイロのダンスホール(gafieira)文化から生まれたペアダンスのサンバ。エレガントで官能的な動きが特徴で、サンバのリズムにタンゴをはじめとした様々な踊りの要素が取り入れられている。都市の社交ダンス文化として発展した。

楽器 – Instrumentos –

Abê(アベ)

準備中:ブラジルアフリカ系文化圏で使用されるシェケレ(Shekere)に似た打楽器。瓢箪(ひょうたん)の外側に、ビーズや貝殻を編み込んだネットをかぶせて作られる。振ったり叩いたりして、シャカシャカというリズミカルな音を生む。マラカトゥなどでよく使われる。

Agogô(アゴゴ)

準備中:金属製の小さな鐘を2つ以上つないだ楽器で、高く澄んだ音を出す。刻みのリズムを補強し、サンバでアクセントの役割を担う。

Alfaia(アウファイア)

準備中:大きな木製の太鼓。動物の皮が張られており、主にマラカトゥなどで使われ、低く重厚な音を出し、リズムの基盤となる。

Atabaque(アタバキ)

準備中

Bandolim(バンドリン)

小型の撥弦楽器で、マンドリンに近い形状と音色をもつ。明るく鋭い音でメロディを担当し、ショーロでよく使われる。

Berimbau(リンバウ)

弓状の木にワイヤーと瓢箪の共鳴器を付けた単弦楽器。独特のうねる音を出し、主にカポエイラでリズムを司る。

Caixa(カイシャ)

準備中:スネアドラムに似た構造で、乾いたはっきりした音が特徴。サンバで細かな刻みを担い、リズム全体を引き締める。

Cavaquinho(カヴァキーニョ)

小型の4弦楽器で、ウクレレに近い外観。明るく歯切れのよい音でコード伴奏やリズムの核を作る。「カバコ」と呼ばれることも多い。サンバショーロなどでよく使われる。

楽器協力:Yosshy

Ganza(ガンザ)

筒状のシェイカーで、細かな粒が入っている。一定の刻みを持続し、サウンドの土台を安定させる。

Gongê(ゴンゲ)

準備中:柄のついた鉄製のカウベル。叩いて高音のメタリックな音を出す。

Cuica(クイーカ)

準備中

Mineiro(ミネイロ)

準備中:金属製の円筒にビーズや小石が入ったシェイカー。振って、シャカシャカ音を鳴らし続ける。マラカトゥやコーコで使われる。

Palma(パウマ)

準備中:手拍子のこと。

Pandeiro(パンデイロ)

小型タンバリンに似た楽器で、膜とジングルの組み合わせが特徴。低音から高音まで出せ、多彩なリズムを1台で担う。サンバショーロカポエイラなど、幅広い音楽で使用される。

楽器協力:Yosshy

Roca(ホカ)

準備中:円形または半円形の木枠にガラガラがついた楽器。振ったり叩いたりしてリズムを刻む。

Surdo(スルド)

大型の低音太鼓で、深く丸い音が特徴。サンバでは拍を刻むリズムの心臓部を担う。実際は写真の太鼓に足がついた状態で演奏する。サンバ・ヘギでは行進感と集団のうねりを生み出す役割で、ストラップで腰に吊るして叩く。

楽器協力:Yosshy

Tamborim(タンボリン)

小さな片面太鼓で、乾いた高音を出す。細かいスティックの動きで独特のフレーズを演奏し、サンバのアクセントを作る。

楽器協力:Yosshy

Tantan(タンタン)

円筒型の手打ち太鼓で、低めの柔らかい音がする。パゴーヂでベースのようにリズムと低音を支える。

楽器協力:Yosshy

Reco-reco(ヘコヘコ)

金属の溝をスティックでこすって擦過音を出す。リズムにザラつきと動きを加える役割。

楽器協力:Yosshy

Repique de anel(ヘピキ・ヂ・アネウ)

金属製リング(anel)を指にはめて叩く細身の太鼓。指輪をはめる代わりに、コインを胴体に貼りつけて高音を鳴らすことも。鋭い音で細かくリズムを刻み、曲を装飾する。

楽器協力:Yosshy

Repique de mão(ヘピキ・ヂ・マォン)

手で直接叩く中型太鼓で、明るく抜ける音が特徴。パゴーヂでフィルイン(即興的な”おかず”)やリズムの変化を作る。

Violão(ヴィオラォン)

いわゆるアコースティックギター。ジャンルによるが、ナイロン弦のクラシックギターが使われることが多い。コード伴奏やメロディはもちろんのこと、一般的なギターに低音弦を1本増やした7弦ギターでは、サンバショーロなどでベースの役割も担う。

Viola Caipira(ヴィオラ・カイピーラ)

ブラジルの伝統的な10弦ギター。セルタネージョでよく使われる。煌びやかなようで、どこか素朴な感じの、味のある音を出す楽器。

Zabumba(サブンバ)

準備中

日本のグループ・イベント・場所 – Nomes de grupos, eventos e lugares no Japão –

あけみサンバ(AKEMI Samba)

関西で活動するサンバグループ。「明日(”あ”す)の健康(”け”んこう)”み”んなのサンバ!」をモットーに、メンバー6名で活動。毎回大盛り上がり必至の圧巻ライブパフォーマンスが魅力。

浅草サンバカーニバル(Asakusa Samba Carnaval)

1981年に始まった、東京・浅草で毎年夏に開催される日本最大級のサンバの祭典。全国から集結した各チームが、華やかな衣装、情熱的な演奏と踊り、「カーホ・アレゴリア(carro alegoria)と呼ばれる山車などで大規模にパレードを行う。リーグ制をとり、ダンスや表現力を含むパレードの内容をコンテストで競う。

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浅草サンバカーニバル実行委員会

Ave covo(アヴェ・コーヴォ)

ブラジル人形劇マムレンゴを上演する、京都発の音楽パフォーマンスグループ。ブラジルの文化や音楽を、独自の日本語アレンジと手づくりの小道具で親しみやすく紹介している。ブラジルフェスティバルや万博ブラジルデーなど、日本国内の大きなイベントへも多数出演。

バランサ(Balança)

DENさん・COKKYさんが活動するサンバグループ。日本のサンバの草分け的な存在。ライブはもちろん、パゴーヂ、楽器のワークショップなどを日本各地で不定期に開催されている。

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バランサのホームページ

BAR Cafezinho(バール・カフェジーニョ)

京都・下鴨に佇むこぢんまりとしたブラジルカフェ。ブラジルコーヒーを中心においしい喫茶メニューを楽しめる。2020年頃までは定期的にパゴーヂが開催されていた。ブラジル好きから近所の人まで、広く長く愛されるお店。

Cafe Rumbita(カフェ・ルンビータ)

サルサのダンスレッスンを開催する、京都・木屋町エリアのラテンバー&スタジオ。ブラジルのサンバ・ヂ・ガフィエラのレッスンも定期的に行われている。

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Cafe. Rumbita
京都・三条の「カフェ ルンビータ」サルサダンススクール・スタジオ Cafe. Rumbita(カフェ ルンビータ)公式サイト|京都市中央区、三条駅周辺のサルサダンススクール・スタジオ・教室。初心者から上級者までレッスンを行っています。見学・...

Caipirinha(カイピリーニャ)

1988年から大阪で続くブラジル音楽&料理のお店。パゴーヂやライブ、オープンマイクイベントなどが開催され、大阪を中心にサンバフォホーを愛する人たちの拠点であり続ける。2025年末に、惜しまれながら37年の歴史に幕を閉じた。

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CHOVE CHUVA(ショヴィ・シュヴァ)

大阪・靱公園すぐ横にある、ブラジル音楽処。2001年のオープン以来、さまざまな音楽ライブやセッション、イベントがおこなわれ続けている。

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CHOVE CHUVA[ショヴィ・シュヴァ / ショビ・シュバ] : 大阪は靭公園にあるブラジル雑貨、CDを扱うカフェ... 大阪は靭公園そばのブラジル音楽CDショップのCHOVE CHUVAです。ライブイベントも豊富に開催しております。

Clavelito(クラベリト)

大阪・梅田のギター処。スペイン風居酒屋の跡地に2020年にオープン。洞窟のようにこぢんまりとあたたかい空間で、アコースティックギターの生演奏が楽しめる。ブラジル音楽ライブも頻繁に行われている。

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Clavelito(クラベリト)大阪府北区・梅田のギターライブバー ギター音楽の演奏が楽しめる店 営業:19:00〜23:00 演奏:1ステージ20:00/ 2ステージ21:00 定休日:日曜、木曜 大阪市北区神山町8ー14 日宝東阪急レジャービル 4階奥

Demachi Samba/Samba em Demachi(出町サンバ)

京都の VIVA LA MUSICA! で2005年ごろがら始まった、パゴーヂイベント。現在は毎月第 1 日曜日の18〜22時にて開催。くわしくは、「サンバの輪 -a nossa roda-」へ。

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デンパゴ(DEN-Pago)

「DENのパゴージ」、略して「デンパゴ」。「バランサ」のDENさんが主宰するパゴーヂ。関西では CHOVE CHUVA で隔月くらいの頻度で行われている。

Gaúcho(ガウーショ)

京都・祇園にあるシュハスコレストラン。じっくり炭火焼きしたブロック肉と、ブラジルの定番料理・スイーツが楽しめる。満腹必至。2024年から出町サンバに参加するメンバーを中心にパゴーヂを月1回開催。

Ilha das tartarugas/イーリャ・ダス・タルタルーガス

京都に20年以上つづく、アフロブラジル・パフォーマンスグループ。サンバ・ヘギの大迫力の太鼓パフォーマンスが圧巻。

VIVA LA MUSICA! /ビバラムジカ

京都・御所北の出町柳エリアにあるカフェ&バー。長年にわたり、京都の地でアフリカやラテン音楽の拠点としてその文化を醸成してきたお店。くわしくは、「拠点 -o nosso lugar-」へ。

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食べもの・料理 – Comidas –

代表的なブラジル料理 – comidas típicas –

Carne de panela(カルニ・ヂ・パネーラ)

牛肉を玉ねぎや香味野菜と一緒に煮込む家庭料理。ほろっと崩れる肉ととろりとした煮汁が特徴。

Churrasco(シュハスコ)

牧畜文化をもつ南部ガウーショがルーツのバーベキュー料理。肉を串焼きにし、ジューシーに仕上げる。パーティーの定番。

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Coxinha(コシーニャ)

鶏肉を包んだしずく型の揚げスナックで、労働者向けの軽食として広まった。外はサクッ、中しっとり。現在ではパン屋やパーティーの定番。

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Estrogonofe(イストロガノフィ)

ロシアのストロガノフが元の料理で、まろやかなクリームソースが特徴。家庭料理として普及している。

Farofa(ファロッファ)

マンジョッカ粉を炒めた副菜。サラサラ、カリッとした食感で、肉料理やフェイジョアーダの付け合わせ(イメージは「ふりかけ」)として広く使われる。

Feijão(フェイジャォン)

豆を塩や香味野菜で煮た家庭の基本食。先住民の豆食文化に、植民地期の調理法が重なって定着した。とろっと素朴な味わいで、白米と合わせて毎日の主食となる。

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Feijoada(フェイジョアーダ)

黒豆と豚肉を煮込む料理で、ポルトガルの豆煮込み文化とブラジルの食材が組み合わさって成立した。濃厚で重厚な味わい。白米やファロッファ、ケールの刻み炒め(couve refogada)と一緒に食される。土曜の定番として人気。

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Lanche(ランシ)

サンドイッチや軽食全般を指す言葉で、都市部のパン文化や通勤・通学生活の広がりとともに定着。具材は肉・チーズなど幅広く、小腹満たしから簡単な食事代わりまで使われる。

Lasanha(ラザーニャ)

ラザニア。イタリア移民の影響で広まったオーブン料理。パスタと肉・ソース・チーズを重ね、とろっと濃厚に仕上がる。

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Mandioca frita(マンジョッカ・フリッタ)

キャッサバ(いも)を油で揚げたフライ。外カリッ、中ほくほくの素朴な味。肉料理の付け合わせや酒のつまみとして定番。

Muqueca(ムケッカ)

魚介を煮込む料理で、ココナッツミルクやパーム油を使うアフロブラジル色の強いバイーア版がとくに有名。地域によって材料は異なるが、濃厚で少し甘い香りが特徴。ご飯と合わせて主菜となる。

Pão de queijo(パォン・ヂ・ケイジョ)

ミナス地方で生まれたチーズ入りの丸っこいパン。タピオカ粉を使うのが特徴で、もちもち感が最高。げんこつサイズで、けっこう腹持ちもよい。

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Pastel(パステウ)

揚げパイ状の軽食で、肉・チーズ・エビなどを包んで揚げる。市場やイベントの屋台で定番。パリッと軽い食感。

Vinagrete(ヴィナグレッチ)

刻んだたまねぎ、トマト、ピーマンやきゅうりなどの野菜を、酢と油で和えた付け合わせ。さっぱりした味わいで、シュハスコの肉と相性抜群。店によって、パイナップルやパクチーの入ったヴィナグレッチが置いてあることも。

デザート – sobremesas –

Beijinho(ベイジーニョ)

ココナッツと練乳を煮詰めて丸めた一口サイズのスイーツで、表面にざらめや細切りココナッツをまぶす。しっとり・もちっとして、甘〜い。子どもの誕生日会やパーティーの定番。

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Bolo(ボーロ)

家庭でよく作られる、素朴なケーキの総称。にんじん、とうもろこし粉、ココナッツ、パイナップルなど、地域や家庭やお店ごとのバリエーションが豊富。

Brigadeiro(ブリガデイロ)

練乳とココアを煮詰めて丸め、チョコスプレーをまぶした定番スイーツ。ねっとり濃厚。パーティーに欠かせない、ブラジルを象徴するお菓子のひとつ。

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Manjar(マンジャ)

ココナッツミルクを使ったやわらかいプリン状のデザート。ふわっと軽い口当たりが特徴。

Manjar branco(マンジャ・ブランコ)

白いココナッツプリンで、仕上げにプラムのシロップ(calda de ameixa)をかけるのが定番。プリン自体はすっきりした甘さで、濃いシロップがアクセントになる。

Mousse de maracuja(モッシ・ヂ・マラクジャ)

パッションフルーツを使ったムースで、軽くてふわっとした食感が特徴。酸味と甘みのバランスがいいので、食後でも別腹で全然入る。

Pudim de leite condensado(プヂン・ヂ・レイチ・コンデンサード)

練乳を使った濃厚なプリンで、日本のプリンより固めでねっとりした食感が特徴。カラメルソースの香ばしさと、ガツンとくる強い甘みが魅力。家庭の定番デザートとして非常にポピュラー。

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飲みもの – Bebidas –

アルコール – álcool –

Cachaça(カシャーサ)

サトウキビを発酵・蒸留したブラジル固有のスピリッツ。17世紀から続く伝統の酒で、国内消費も非常に多い。

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Caipirinha(カイピリーニャ)

カシャーサにライムと砂糖を混ぜた国民的カクテル。爽やかで香り豊か、果物アレンジも多数。ブラジルのバーや家庭で最も広く飲まれる一杯。

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Batida(バチーダ)

カシャーサにフルーツ(パッションフルーツ、ココナッツなど)やコンデンスミルクを合わせた甘めのカクテル。デザート感覚で飲めるのが特徴。

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Chopp(ショッピ)

クリーミーな泡(colarinho)が特徴の生ビール。リオデジャネイロやサンパウロのバー文化に欠かせず、軽く飲み続けられる味わい。

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Cerveja(セルヴェージャ)

「ビール」のこと。ブラジル大手(Skol, Brahma, Antarcticaなど)が定番で、日常的に消費される。

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Vinho(ヴィーニョ/ワイン)

南部リオグランヂ・ド・スル州を中心にワイン造りが盛んで、スパークリングも高品質。イタリア移民文化の影響が強い。

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その他のドリンク – outras bebidas –

Guaraná(ガラナ)

アマゾン原産の果実ガラナを使った炭酸飲料で、フルーティで軽い甘さが特徴。ブラジルでは子どもから大人まで日常的に飲まれ、コーラと並ぶ定番。見た目はジンジャエールに似ている。

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Caldo de Cana(カウド・ジ・カーナ/サトウキビジュース)

搾りたてのサトウキビをそのまま飲む、屋台の定番ジュース。自然な甘さで、飲みやすい。農村部の伝統的な飲料。ホントに、美味しい。

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Fotos de *1: pixabay, *2: pexels, *3: Unsplash

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